エーミングの対象車両一覧・型式まとめ
目次
はじめに:なぜ「対象車両」を把握することが重要なのか
2020年4月から施行された「特定整備制度」により、自動ブレーキなどの先進運転支援システム(ADAS)に関わる整備は、国が認めた認証工場でなければ行えなくなりました。
ここで重要になるのが、「どの車両がエーミング(電子制御装置整備)の対象なのか?」という点です。
対象車両であるにもかかわらず、エーミングを怠ったり、無認証で作業を行ったりすると、法的な問題だけでなく、お客様の安全を脅かす重大なリスクに繋がります。
本記事では、主要メーカーの代表的な型式や、対象車両を見分けるための基準を分かりやすくまとめました。
エーミング対象車両を見分ける「3つの基準」
「一覧表に載っているかどうか」の前に、以下の3つの装備がある車両は、基本的にエーミングの対象になると考えて間違いありません。
・フロントバンパーやエンブレム裏に「ミリ波レーダー」がある
・車両の前後左右に「アラウンドビューモニター用カメラ」がある
これらのセンサーが関わる部位(フロントガラス、バンパー、グリルなど)を脱着・修理した場合は、特定整備の対象車両となります。
【主要メーカー別】エーミング対象車両・型式一覧(代表例)
膨大な全車種を網羅することは困難ですが、現場で取り扱う機会の多い「主要モデルと型式」をまとめました。
トヨタ(Toyota Safety Sense 搭載車)
トヨタは普及率が高く、年式によってシステムが異なるため注意が必要です。
・プリウス: 50系(ZVW50, 51, 55)、60系(ZVW60, 65等)
・アルファード / ヴェルファイア: 30系(AGH30, GGH30等)、40系(AAHH40等)
・ヤリス / ヤリスクロス: 10系(KSP210, MXPA10, MXPJ10等)
ホンダ(Honda SENSING 搭載車)
ホンダは軽自動車からミニバンまで、共通のシステムが多く採用されています。
・ステップワゴン: RP系(RP1〜RP8)
・ヴェゼル: RU系、RV系
・フィット: GK系、GR系
スバル(EyeSight 搭載車)
スバルはほぼ全車が対象と言っても過言ではありません。
・フォレスター: SJ系、SK系
・インプレッサ: GT系、GK系、GU系
スズキ・ダイハツ(軽自動車の主要モデル)
・ハスラー: MR52S, MR92S系
・タント(スマートアシスト): LA600S, LA610S, LA650S, LA660S系
輸入車のエーミング対象車両(欧州車中心)
輸入車は国産車よりも早くから高度なセンサーを採用しているため、少し古い年式でも対象になるケースが多いです。
・BMW: F30(3シリーズ)、G20(3シリーズ)、G30(5シリーズ)以降
・フォルクスワーゲン: ゴルフ7、ゴルフ8、ポロ(AW系)
・アウディ: A3(8V/8Y)、A4(8W)以降
注意: 輸入車の場合、型式が同じでも「オプション装備」の有無によってセンサーの種類が異なることがあります。現車の装備確認が必須です。
「型式」だけでは判断できない!意外な盲点
エーミングの要否を判断する際、型式一覧だけでなく以下のポイントにも注意してください。
同一型式でも「マイナーチェンジ」で対象になる
例えば、モデル初期には自動ブレーキがなかった車種でも、マイナーチェンジ後の型式から「標準装備」や「設定あり」になることがあります。
センサーの「隠れ場所」
最近の車両では、ミリ波レーダーがバンパーの角(サイド)に埋め込まれているもの(BSM用など)や、リヤバンパー内に設置されているものもあります。
フロントだけでなく、リヤ周りの板金修理でもエーミングが必要な「対象車両」になるケースが増えています。
対象車両かどうかを確実に判別する「プロの調べ方」
「この車、特定整備の対象かな?」と迷った時の確実な判別方法は以下の通りです。
・OBD診断機(スキャンツール)を接続する: 車両に診断機を繋ぎ、「ADAS(運転支援システム)」の項目があるか、エーミングモードが存在するかを確認します。
・国土交通省の「特定整備」に関する資料を参照する: 法的な対象範囲は、各メーカーから公開されている「電子制御装置整備 対象車両リスト」で公開されています。
まとめ:対象車両の判断に迷ったら「エイニーズガレージ」へ
エーミングの対象車両は年々増え続けており、現場で全ての型式を暗記することは不可能です。
しかし、「対象であることを知らなかった」では済まされないのが、現在の自動車整備のルールです。
株式会社エイニーズガレージでは、国産車・輸入車を問わず、最新の型式データに基づいた正確なエーミングサービスを提供しています。
・「自社の診断機では対応できない型式を外注したい」
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